我が家の長男ムツは小さい時から卵白アレルギーがあった。
4歳ごろ卵白アレルギーを克服してから食欲も増してきた。
この文章を書いている時点で長男は7歳の小学2年生。
7歳となった今でも卵は本人も少し注意しながら食べている。
そんな長男が卵を引き寄せたお話。
1.ある日の朝食
ある日の朝食のとき。
子供たちの朝食は目玉焼き、ウインナー、焼き鮭にごはん。
7歳の長男がふと思ったことを聞いてきた。
ムツ(長男)
ハチ
ムツ(長男)
ハチ
生卵で食べると黄身は味を感じやすいかもな~
ムツ(長男)
長男は元々卵白アレルギーで、4歳のときに克服したものの卵は加熱したものを出すようにしていた。
なので、長男は卵を生で食べたことがないのだ。
ハチ
ムツ(長男)
今度っていつにしようかなとふと考えた朝だった。
2.美味しい卵はチラシでやってきた
この朝食のあと、長男は小学校へ、妻と2歳の次男は保育園へ、私も仕事で出かけた。
夕方になって自宅のポストを見ると、いくつかチラシが入っている。
家の中に持って入って、一応パラパラっとめくってみる。
家の販売チラシとかが多い中で、ハッと目に留まる。
美味しい高級卵のチラシ。
ハチ
その卵のチラシは数年に1回来るかどうか。
以前見たのは次男が生まれる前だったと記憶している。
長男が卵かけご飯を食べたいと言ったその日の夕方に、数年に1回の卵のチラシが入っていたのだ。
これは長男が呼んだチラシに違いない。
ハチ
そう思った私は翌日にたまごかけご飯専用の卵を買いに行くことにした。
3.美味しい卵は高い
チラシを見た翌日、私は美味しい卵を買いに出かけた。
チラシについていたクーポン券を握りしめて。
卵を売っている店の隣に業務スーパーがあり、先に業務スーパーで買い物。
そして卵を買いに業務スーパーの隣にある店の中に入り値段を見てびっくり。
ハチ
1個あたり200円を超えている。
さすが、たまごかけご飯専用の卵と言うだけある。
奮発して6個1300円の卵を購入し、クーポン券で1個100円くらいの卵を2個もらって帰宅。
もらった卵も普段の卵の5倍くらいの値段だし、卵を食べるのが楽しみで仕方ない。
子供のために買ったのに自分がワクワクしているのはもちろんみんなに内緒である。
4.生卵デビューはすき焼きから
いきなり卵かけご飯にして食べても慣れていない食べ物は美味しいとならないかもしれない。
長男は肉が好きなので、ここはすき焼きで生卵を食べてもらおうとお肉も奮発して国産のちょっといいやつを購入。
夕食になって、すき焼きも準備万端。
卵を割ってみたらびっくり、黄色というより赤に近い黄身の色。
ムツ(長男)
ハチ
長男の卵白アレルギーだったことを考慮して、なるべく白身を取って黄身だけにした。
早速ひと口、卵をつけてパクリ。
ムツ(長男)
美味しく感じているようで良かった。
あとはアレルギー症状が出ないか食べた後も心配だけど、そんなことも気にせず長男はパクパク食べまくっている。
そこそこお腹が膨れたところで
ハチ
ムツ(長男)
ご飯に残りの黄身をかけて口に放り込む。
もぐもぐ、もぐもぐ、もぐもぐ…早よ感想を言ってくれ(笑)
ムツ(長男)
ほ~、良かった~。
高い卵を奮発して買ってきてよかったと報われた気がした。
5.引き寄せた卵は至福の味わい
長男がふと朝食時に言った卵かけご飯を食べたいという言葉。
発しただけでチラシを引き寄せて、卵かけご飯を食べる目的を果たした。
きっと、これが世間で言うところの引き寄せってやつかもしれない。
ぜひ長男には我が家にお金を…もとい、幸せを引き寄せてもらいたい。
今日も我が家は平和だった。